10月1日放送の第37回『さらば三河家臣団』で大森南朋さん演じる酒井忠次が出ていなかったよね。
どうしてだろう?
10月1日放送の第37回『さらば三河家臣団』で大森南朋さん演じる酒井忠次が不在だった理由はその時期に既に引退していたからだよ。
この記事では10月1日放送の第37回『さらば三河家臣団』で大森南朋さん演じる酒井忠次が不在の理由と年表を紹介します。
「どうする家康」で大森南朋さん演じる酒井忠次が出演していないのはなぜ?

10月1日放送の第37回『さらば三河家臣団』では、家康をここまで支えてきた三河家臣団が、秀吉の命令により解散することに。
北条攻めの後、秀吉(ムロツヨシ)の命により、関東への国替えを余儀なくされた家康。
家臣たちを集め、新たな領地を配分するが、その中に忠次の姿はありませんでしたね。
「あれ、酒井忠次はどこ……??」「酒井忠次は出てこないの?」など疑問に思った人もいるのではないでしょうか。
世代交代。引退していたから
酒井忠次は松平広忠の頃からの忠臣で、既に高齢で、目を患っていたと言われていて小田原征伐の二年前に家督を長男に譲って隠居していました。
表舞台には出て来ません。
ですから、どうする家康で大森南朋さん演じる酒井忠次は出演しなくなりました。
もう少しこの辺りをわかりやすく映像化して欲しかったですね。
桶狭間の戦いから数えて、小田原征伐は30年後です。
関ヶ原の戦いは40年後、大坂の陣で豊臣家が滅亡したのが55年後のことで、ドラマでも家康の家臣たちが、それまでの宿老の子に世代が代わり始めた頃。
大坂の陣のときには完全に世代交代していますね。
酒井忠次の年表は?
西暦(和暦) | 年齢 | 出来事 |
---|---|---|
1527年(大永7年) | 1歳 | 酒井忠親(さかいただちか)の次男として、三河国(現在の愛知県東部)の井田城に生まれる。 |
1547年(天文16年) | 21歳 | 徳川家康が今川義元の人質となる際、家臣として同行。 |
1556年(弘治2年) | 30歳 | 居城である福谷城(うきがいじょう)を柴田勝家(しばたかついえ)に攻められる。激しい攻防の末、柴田勝家に勝利。 |
1560年(永禄3年) | 34歳 | 桶狭間の戦いののち、徳川家の家老に抜擢される。 |
1561年(永禄4年) | 35歳 | 松平清康(まつだいらきよやす)の娘・碓井姫(うすいひめ)を正室に迎える。 |
1563年(永禄6年) | 37歳 | 三河一向一揆が勃発。徳川家家臣の多くが反旗を翻すなか、酒井忠次は徳川家康に従った。 |
1564年(永禄7年) | 38歳 | 吉田城(愛知県豊橋市)攻めで先鋒を務め、武功を挙げたことにより、吉田城主となる。長男・酒井家次が生まれる。 |
1569年(永禄12年) | 43歳 | 駿河侵攻で、武田方との同盟交渉役を担当。 |
1570年(永禄13年/ 元亀元年) | 44歳 | 姉川の戦いにおいて、先陣を切って朝倉軍へ突入する。古戦場の詳細はこちら |
1572年(元亀3年) | 47歳 | 三方ヶ原の戦い(みかたがはらのたたかい)では、徳川・織田連合軍の右翼の一員として、小山田信茂隊(おだのぶしげたい)と激突し、勝利を収める。 |
1575年(天正3年) | 49歳 | 長篠の戦いでは、武田勝頼の背後にあった鳶巣山砦(とびがすやまとりで)から強襲。武田勝頼の叔父・河窪信実を討ち取るなど、大きな武功を挙げる。 |
1579年(天正7年) | 53歳 | 徳川家康の嫡子・松平信康が織田信長から謀反の疑いをかけられた際、弁解者として安土城へ参上。結局うまく弁明できず、松平信康は切腹することとなる。 |
1582年(天正10年) | 56歳 | 本能寺の変ののち、明智光秀を討つ際の先陣を務める。天正壬午の乱では、武田遺領の掌握を図る。 |
1584年(天正12年) | 58歳 | 小牧・長久手の戦いにおける一連の戦いのひとつ、羽黒の戦いで森長可(もりながよし)を敗走に追い込む。 |
1586年(天正14年) | 60歳 | 徳川家家臣における最高位である従四位下・左衛門督(じゅしいげ・さえもんのかみ)に任命される。 |
1588年(天正16年) | 62歳 | 長男・酒井家次に家督を譲り、隠居。 |
1596年(文禄5年/ 慶長元年) | 70歳 | 京都・桜井屋敷にて死去。 |
小田原征伐は1590年頃なのでこの年表を見ると忠次は隠居していますね。
ちょうど隠居したばかりという頃でしょうか。
みんなが分かりやすい演出をお願いしたいですが、都合良く作られている訳でもないですしね。
まとめ
この記事では10月1日放送の第37回『さらば三河家臣団』で大森南朋さん演じる酒井忠次が不在な理由を紹介しました。
- 10月1日放送の第37回『さらば三河家臣団』で大森南朋さん演じる酒井忠次が不在だった理由はその時期に既に引退していたから
- 1588年には長男・酒井家次に家督を譲り、隠居。